2007年6月12日(土)北陸先端科学技術大学院大学にて、PCM紹介セミナーを実施しました。

 


2007年6月16日(土)、兼六園で有名な金沢市から約1時間、石川県能美郡にある北陸先端科学技術大学院大学にて、PCM紹介セミナーを実施しました。

PCM TokyoのNPO法人化記念講演会で講演をお願いした梅本勝博先生の研究室でのPCM紹介セミナーです。

「知識創造自治体−地域のナレッジ・マネジメント-」をテーマに、地域に根ざした知の共創と共有の実現を目指しておられる梅本先生の研究室から、学生さんたち約20名と末永聡先生がご参加くださいました。

モデレーター(講師)は、PCM Tokyoから大迫が参加しました。前日に金沢入りし、両先生と温泉につかり、日本旅館で夕食をご一緒しました。いいセミナーだな〜。

それはさておき、熱のこもった、真剣なセミナーの様子をお伝えします。

 

関係者分析です。

プロジェクトに関係する人やグループ、組織をすべて書き出し、分類します。ステークホルダー分析です。

身を乗り出して作業に励む梅本先生。

 

 

同じく、末永先生。

熱心な学生さんの強硬意見に、先生もたじたじです。

 

 

自由にグループに分かれてもらったところ、ここは留学生さんのみのグループになりました。

粛々と作業を進めておられるご様子。

 

問題分析の発表です。

問題を、原因−結果の関係に整理し、系図の形のまとめます。

 

質問が飛び交います。

攻める教授、受ける助教。

 

学生さんたちはマイペースで作業を進めます。

目的分析です。

問題系図の否定的な内容を肯定的な内容に書き直し、それを実現するための対策(手段)を考えます。
そして、手段−目的の関係で整理をして、やはり系図の形にまとめます。

 

PDM の作成です。

目的分析で明らかになった将来の望ましい状態と、それを実現するための活動、活動に必要な投入などを、ひとつの表にまとめます。

 

さすがは先端科学技術を学ぶ学生さん。PDM の枠も、定規できっちり引いておられます。

 

 

休日の土曜日に1日がかりで作業をしましたが、それもそろそろ終わりに近づいています。

皆さん、ちょっとほっとしたご様子です。

 

時間切れで、PDM を完全に埋めることはできませんでしたが、足りない部分は講義でカバーしました。

科学技術のフロンティアを拓く大学院で勉強されている皆さんが、地域に根ざした知の共創と共有を研究されておられるというのは、地域にとってはこの上なく心強いことです。

皆さんのご活躍を心から期待しています。

 

さて、講師はこれから東京に帰ります。

大学から小松空港まで直通バスが出ています。これはいい。

ん? 3時間に1本・・・。

ま、のんびり帰りましょう。

 

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今回のアンケートの結果です。(有効回答 7名)

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Q1. 今回のセミナーの内容に

 1. 非常に満足した。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3名

 2. 満足した。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  4名

 3. あまり満足しなかった。・・・・・・・・・・・・・  0名

 4. 全然満足しなかった。・・・・・・・・・・・・・・  0名

コメント

・PCM手法のやり方が分かった。(1)

・チームワークで、ひとつテーマで、問題発見したり、解決方法をまとめることが出来る。(1)

・実際にプロジェクトの計画、設計ができた。(1)

・満足したが、こんな複雑な手法を1日で説明は出来ないと思います。(2)

・内容が豊富なので、もっと深く学ぶには時間が足りなかった。(2)

 

Q2. PCMは自分の仕事・研究に

 1. 使えそうだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7名

 2. あまり使えなそうだ。・・・・・・・・・・・・・・・ 0名

コメント:

・将来の仕事に使いたい。(1)

・コンセプトとしては、使うことが可能だと思います。(1)

・ロジックがはっきりしていて、仕事のステップをうまく進めることが出来る。(1)

・異なる問題の解決には共通点がある。(1)

・あるがままを丁寧に分析する手法は、試してみる価値があると感じた。(1)

 

Q3. PCMの本格的な研修を

 1. 受けたい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7名

 2. 受けたくない。(興味ない)・・・・・・・・・・ 0名

コメント:

・時間があれば、受けたい。(1)

・仕事、研究に役立つ。(1)

・時間があれば、勉強したいです。(1)

・この手法の具体的なやり方をもっと知りたいです。(1)

・研修会に出向くかは不明だが、こういう形の研修会の続編であるなら、ぜひ参加したい。(1)

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質問1

課題を行なうとき、経費はどこからもらうのか? (F.H.Pさん)

回答

PCMはプロジェクト計画ツールですから、PCMワークショップを開催するときは、何らかの事業(プロジェクト)を行なうことが前提です。ということは、その事業の実施者、スポンサーがいるはずで、ワークショップの経費は通常そこから出されます。

 

質問2

PCM手法は政策を作るための手法だと思うが、企業でも適用できるか? (F.H.Pさん)

回答

PCM手法は政策を作るための手法とは限りません。上記の繰り返しになりますが、PCMはプロジェクト計画ツールですので、何らかの事業(プロジェクト)を計画するための手法です。その計画が政策のこともあれば、企業の事業計画のこともあります。あるいは、地域の住民活動の計画のこともあります。つまり、事業(プロジェクト)であれば、おおよそ、どのようなものにもPCMは適用できます。

 

質問3

PDM作成時に、指標、指標入手手段、投入等を枚核にするためには、各プロジェクトの領域における専門的知識が必要になると思われます。その際には、そのような専門的知識を持った人材を追加、もしくは外部との連携によって、プロジェクトの枠組みの選定に取り組んでいらっしゃるのでしょうか。 (N.S.さん)

回答

どんな事業(プロジェクト)であっても、その分野特有の知識や技術が必要になるので、事業を計画する際には必ず専門家が必要です。そのため、技術的な事業であれば必ず専門家を入れますし、あまり専門性の高くない事業でも、少なくともテーマとなっている状況に関して詳しい人(多くの場合は当事者)を入れます。参加型ワークショップは、言ってみれば、問題状況の中にいる当事者たちと専門家たちが出会い、対等の立場で議論をする場でもあるわけです。

 

質問4

PCM手法を使う団体はどういう構成なのか、メンバーはどうやって決めたらよいのか? (DARUさん)

回答

上記の質問1,2,3の回答がほぼこの質問の回答になっていると思いますが、繰り返すと、ワークショップの出席者は、問題の当事者と専門家です。言い換えると、「関係者分析」で分類項目としてあげた、受益者、実施者、財政負担者、協力者などです。ワークショップに誰を呼ぶかを具体的に検討する際は、簡単な「関係者分析」をやって選んだりもします。

 

参加者のみなさん、セミナーを設定してくださった梅本先生、末永先生、どうもありがとうございました。

ぜひこれからも、ご自分の事業計画のために、また、地域に根ざした知の共創と共有の実現のために、

PCMを実際に使ってみてください。

PCM Tokyo も、お役に立てることがあれば、いつでも喜んでご協力させていただきます。

また、大学でも今回のようなセミナーをまた開催してください。温泉つきのセミナーを講師は非常に

楽しみにしています!

2007年7月3日

大迫正弘 (PCM Tokyo)