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2010-02-04
富山県舟橋村「まちづくりワークショップ」ファシリテーション報告その1 (2010.1.23)活動報告
今年1月から2月にかけて、日本で一番小さい自治体、富山県の舟橋(ふなはし)村の「まちづくりワークショップ」のファシリテーションを請け負うことになりました。本ワークショップは、舟橋村が富山大学と包括連携協定を結んで実施している「協働型まちづくり」の一環として開催されるものです。
「協働型まちづくり」の内容は以下の通りです。(時系列)
1.「まちづくり塾」という講演会で住民の意識啓発(完了)
2.住民アンケートで問題意識の調査(実施済)
3.住民の有志を対象に「まちづくりワークショップ」開催
4.ワークショップの結果を「提言書」にまとめる
5.「提言書」をもとに「まちづくり協議会」が総合計画を策定し、組織化促進、実施へ

このうちの上記3に対し、PCM Tokyoがファシリテーターを派遣することになりました。

「まちづくりワークショップ」の日程は以下の通りです。
第1回:1月23日(土)10時〜16時(オリエンテーション&ワークショップ)
第2回:2月6日(土)10時〜16時(ワークショップ)
第3回:2月20日(土)10時〜13時(最終確認&提言書提出・村長懇談会)

第1回目のワークショップに、大迫理事長、久野理事、川畑会員が派遣されることになり、以下は第1回の報告となります。

われわれ3人は、前日に富山に乗り込みました。この3人が集まると、明日の準備のためにまじめに口角泡を飛ばし議論をしながら、その渇いたのどを潤すのが恒例ですが、今回も・・・北陸のおいしい米(コシヒカリ)から作った燃料をたっぷり補給しながら、準備万端整いました。

朝から雪降る中、JR富山駅傍の電鉄富山駅より富山地方鉄道(立山や黒部に向かう私鉄)に乗り舟橋村に向かいました。








村とは言え、富山市から川を超え越中舟橋駅までたったの13分で到着、駅舎に村立図書館が隣接し、郵便局・JA・村役場・村立舟橋小学校・ワークショップの会場となる舟橋会館と歩いて行ける距離の範囲内に集中しています。






舟橋村は、富山平野のほぼ中央部に位置し、富山市まで車で20分、電車で13分という利便性の高さと、立山連峰を一望できる恵まれた自然環境にある緑豊かな近郊農村です。縦横それぞれが約2 km、面積が3.47 km2、村中心部に位置する小中学校への通学距離は1 kmとコンパクトな村で、北陸3県で唯一の村で、日本で一番面積の小さな自治体です。
立地条件の良さを活かして平成元年から取り組んだ人口増加策が功を奏し、平成4年の人口1,450人が、平成19年には2,900人を超え、村民の平均年齢が38歳と非常に若い村となりました。一方、半分以上を占めるようになった新しい住民との混在、若年労働層の低さなど潜在的問題があり、自治体(舟橋村)として、富山大学と包括連携協定を組みつつ、「協働型まちづくり」を住民とともに行うことになりました。

村長挨拶、「まちづくりワークショップ」趣旨説明、舟橋村の地域づくりの方針と現状、「住民の問題意識」アンケート報告のあと、大迫理事長より、PCM Tokyo紹介、全体および本日の作業内容、ワークショップのルール等、住民参加者に配慮しPCMという言葉を出来る限り用いずに説明が行われました。





引き続き、久野理事がモデレータとなり、お互いの肩慣らしとなる自己紹介と関係者分析です。昨夜の議論で、自治体へのクレームが主体になり分析が進みにくい、また問題が多岐にわたり収束に時間がかかりそう、あるいは潜在的問題である可能性が大きい等の仮説のもと、自己紹介からのデータ分析と関係者分析が非常に重要との認識で、いきなりエースの登板となりました。




参加者は、「まちづくり塾」に参加した人を中心に公募された村民10名です。参加者の自己紹介では、名前、職業のほか、「舟橋村の良い所、良くない所」、「増やしたいもの、減らしたいもの」のカードをお願いしましたが、「まちづくり塾」の啓蒙効果からか、カードの張り出しの速さと参加意欲の高い自己紹介に、良い提言書が出来る予感が高まりました。

自己紹介の「増やしたいもの、減らしたいもの」カードを中心に分析を行い、「関係者分析」の詳細分析を行う関係者を「住民」と決め、「住みたい村にするため住民が解決したい」問題を分析しました。







「住みたい村にするため住民が解決したい」問題を、カテゴリーごとにまとめてみます。これは、次の「問題分析」の中心問題を決めるというプロセスまで食い込んでいますが、参加者やターゲットグループ、またその地域が抱える問題に応じた柔軟かつ必然的な結果として、分析の各ステップがつながっていきます。





川畑担当の「問題分析」自体は十分な時間が取れませんでしたが、「問題分析」にもかかわらず「目的分析」カードに当たる表現等も出てきており、当初の作戦通り、自己紹介と「関係者分析」に時間を取って良かったことや、参加者の意識の高さも確認でき、次回1日でワークショップの目的が達成できる感触を得ることができました。また、参加者のワークショップの感想から、「まちづくりワークショップ」への興味の深さと参加意欲の高さを確認することが出来ました。



私個人としても、これまで参加できたPCM Tokyoの活動のなかでも、「全国自立生活センターワークショップ」以来の印象深い充実度を味わうことが出来ました。次回の報告にも注目したいところです。

蛇足ながら、宿泊した「天然温泉剣の湯ドーミーイン富山」の温泉、釜戸炊き(コシヒカリ)ごはんの朝食、無料夜鳴きそば(体験できず)、自販機のビールの安さを堪能しつつ、食事やお土産に、しろえび、氷見の寒ぶり、鱒すし、かまぼこなどの富山の特産品と、公私共に満足した旅となりました。

文責:川畑雅之
Posted by pcmtokyo at 21:16:56 on 2010/02/11
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