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2008-09-02
立命館大学にてPCMモニタリング評価研修を実施しました!(2008.8.28-29)活動報告
2008年8月28日(木), 29日(金)の2日間、立命館大学国際部にて、職員対象のPCMモニタリング評価研修を実施しました。昨年、PCM計画立案研修を行ない、今回は、同じ職員の方々を対象に、モニタリング評価研修です。PCM Tokyoからは、大迫、久野、川畑の3名が参加しました。
研修内容は、PCM計画立案の復習、モニタリングシステム、DAC評価5項目による評価と、ここまでは通常のPCMモニタリング評価研修ですが、今回は、それに加えて、疑似実験モデルを使った定量的評価の演習も行ないました。DAC評価5項目による評価だけでは、どうしても定性的・印象論的評価にとどまりがちなところを、疑似実験モデルによる定量評価で補強しようというものです。(写真をクリックすると拡大されます。)

さて、まずは昨年やったPCM計画立案の復習です。1年前のことですから、だいぶ忘れましたね。当然ですが、モニタリング評価は計画立案の上に成り立っているので、計画立案、特にPDMをしっかり理解しておく必要があります。天を指さすファシリテータ−は、何を訴えているのか…。






計画立案の復習が終わったら、いよいよモニタリングです。モニタリングの考え方を学んだあと、早速、モニタリングシステム作りに入ります。








モニタリングシステムの発表です。モニタリングシステムとは、プロジェクトの進捗と目標達成度を実施期間中、継続的に測定するための情報の流れを規定し、それを実行するための仕組みを作るものです。







モニタリングをしていて、目標が達成できそうにないことが分かった場合、どうすればよいのでしょう? まずはその原因を探ることです。プロジェクト実施中の問題の原因はPDMをよーく見れば見えてきます。ここでは、問題の原因の探り方と、それに対する対策の立て方を演習します。





問題の原因をPDMの中で探す方法を一言で言うと、「PDMの一段下の目標と外部条件を見る」です。PDMの縦の論理の裏返しです。ん?何のことだか分かりませんか? 詳しくお知りになりたい方はPCM Tokyoまで、PCMモニタリング評価の出前研修をご依頼ください。






モニタリングが終わったら評価です。評価理論の講義のあと、OECD(経済協力開発機構)のDAC(開発援助委員会)が推奨するDAC評価5項目を用いた評価の演習に入ります。まずは評価5項目ごとの評価設問を考えます。






評価設問は一人で考えていると難しいですが、グループで考えるとどんどん出てきます。








評価5項目ごとの評価設問が出そろったら、次は、演習事例を読み込んで、評価設問ごとの評価を行ないます。評価設問が質問の形で提示されているので、それぞれの質問に答えを見つけていく感じです。







評価設問ごとの評価が出そろったら、いよいよプロジェクト全体の評価です。まずは評価5項目ごとの評価をします。価値判断ですから、けっこう悩みますね。







評価設問ごとの判定が「++」、「+」、「−」、「−−」と出ているので、それらを総合して、妥当性は高かったのか低かったのか、有効性は高かったのか低かったのか…、といった具合に、5項目ごとに判定を下します。







5項目ごとの評価を行なったら、最後はプロジェクトとしての総合評価と、評価結果のフィードバックです。当該プロジェクトへのフィードバックは「提言」、他のプロジェクトへのフィードバックは「教訓」と呼ばれます。







グループごとの評価作業が終わりました。発表です。評価結果を壁に張り出して、順番に評価結果、なぜそういう評価を下したかといったことを説明します。







「5項目の評価があれで全体評価がこれというのは論理的におかしくないですか?」 鋭い質問が飛び交います。論理に着目して評価をするのは重要です。定性評価の信頼度は、結局のところ、誰もが納得できる評価結果かどうかであり、それは論理的かどうかを意味するからです。






DAC評価5項目による評価、いわゆるPCMの評価が終わったら、今度は疑似実験モデルを使った定量的評価の演習です。ここは個人作業です。各人がグラフを描いたり、近似曲線を引いたりして、プロジェクトを実施した場合としなかった場合の比較(with/without)、プロジェクト実施前と実施後の比較(before/after)を行ないます。





さて、これでPCMによる計画、実施、評価(plan-do-see)の2年越しの研修が終わりました。あとは実践に移していただくばかりです。大学の事業運営ということで、事業形態が国際協力プロジェクトとは異なります。そのため、PCMや定量評価のすべてをそのまま活用できるわけではないでしょうが、基本的な考え方は同じです。ツールもそれなりに汎用性の高いものですので、必要に応じて適宜、修正を加えて活用していただければと思います。
PCM Tokyoは個別の事業に関するコンサルティングも行ないますので、ご用の節はお気軽にお問い合わせください。我々も、また京都の街で皆さんとご一緒できるのを楽しみにしています。
では、残暑が続いていますが、お体に気をつけて!
Posted by pcmtokyo at 16:13:58 on 2008/09/02
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